現代エンジニアリングとLG商事はコンソーシアム(共同事業体)を組み、中央アジアのトルクメニスタンから総額48億3000億㌦にのぼるプラント工事2件の受注に事実上成功した。中央アジア圏でこれだけ大規模な受注をしたのは初めて。朴槿惠大統領が昨年、同国を訪問した際、今回の2事業についてMOU(了解覚書)を結んでおり、「首脳外交の成果」という評価も出ている。
現代エンジニアリングとLG商事は13日、トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領が訪韓したのを契機に、同国の国営石油公社と9億4000万㌦の製油工場現代化事業の契約を締結した。
また、38億9000万㌦のGTL(ガス液化油合成石油)プラント工事についても、事業推進のための基本合意書に署名した。現代エンジニアリング側は、「基本合意書は本契約に向け、その直前の段階で交わされる合意書であり、法的拘束力を持つ」と説明した。
製油工場現代化事業は、首都アシガバートから北西側に500㌔㍍離れた地域のトルクメンバシで、製油工場にガソリンや軽油の硫黄成分を取り除く設備を追加で建設する工事。1943年に建設された設備の老朽化に伴う再開発事業として、現代エンジニアリングとLG商事が2012年に受注し、現在建設中の製油工場の後続プロジェクトとなった。工事期間は42カ月。
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