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2015/06/26

<韓国経済>中米6カ国とFTA交渉開始

  • 中米6カ国とFTA交渉開始

    中米6カ国の関係長官と握手する尹相直・産業通商資源部長官(中央)

 政府は、中米6カ国とFTA(自由貿易協定)交渉を本格的に開始した。中米6カ国とはグアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマだ。交渉が妥結すれば、GDP(国内総生産)2098億㌦、人口4350万人の中米市場進出に拍車がかかる見通しだ。

 尹相直(ユン・サンジク)・産業通商資源部長官は最近、米ヒューストンで中米6カ国の通商担当相と会談し、中米とのFTA交渉開始を宣言した。これら6カ国は、1960年に結成された中米経済統合一般条約事務局(SIECA)の加盟国で、輸入品に共同関税を課しており、すでに米国や欧州連合(EU)などとFTAを締結している。

 尹長官は「交渉がうまく進めば、韓国はアジアの中で中米6カ国とFTAを締結する最初の国となる」とし「日本や中国など競争国より中米市場を先に獲得する契機になるだろう」と述べた。

 産業通商資源部関係者は「中米地域は北米と南米をつなぐ地政学的要衝として最近注目されている新興成長地域だ。FTAを通じての貿易の拡大はもちろんのこと、現地の地域開発プロジェクトへの参加など様々な効果が期待できる」と語った。


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