SKグループが主導する全国14番目の創造経済革新センターが世宗(セジョン)市に開所した。同センターは、世宗市一帯を農業にICT(情報通信技術)とビッグデータを活用した「スマート農業」のメッカに育成する戦略だ。SKが主導するのは、昨年10月の大田(テジョン)創造経済革新センターに次いで2カ所目となる。
開所式に出席した黄教安(ファン・ギョアン)・国務総理は「農業分野でも創造経済を具現し、新たな価値と機会をつくらなければならない」とし、「世宗センターが農業ベンチャー人の成功神話を引き出す求心点の役割を果たしてほしい」と強調した。
世宗センターの主要事業は、①スマートフォン(高機能携帯電話)で農作物の生育環境などを遠隔制御するスマートファーム②160種の農作物をオンラインで直接取引するスマートローカルフード③大徳(デドク)研究団地と共同でスマート農業ベンチャー支援など。
スマートファームの実例をあげると、世宗市燕東(ヨンドン)面に設置されたエコトマト農場。IoT(モノのインターネット)センサーが内蔵されたビニールハウスは、農夫のスマホを通じて温度と湿度を調節でき、ボイラーやスプリンクラーなどの内部施設を遠隔操作できる。このような光景をスマートCC(閉回路)テレビでモニタリングできる。
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