独フォルクスワーゲン(VW)が排ガス規制を逃れるためディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題が波紋を広げる中、韓国政府も本格的な対応に乗り出した。環境部は、VW車にとどまらず、国内で運行するすべてのディーゼル車を対象に排ガス不正調査を今月から実施する方針だ。環境部関係者は「11月までにVW車の調査を終え、12月初めからそれ以外のメーカーのディーゼル車を調査することになるだろう」と語った。
韓国でディーゼル車販売は年々増加しており、現代自動車のオールニュー・ソナタとオールニュー・サンタフェと起亜自動車のオールニュー・カーニバル、VWのティグアン2・0TDI(ターボディーゼルエンジン)、BMWの520d、アウディのA635TDIなどが多く販売されている。
環境部は、当該車種の認定された排ガス量と道路を走行する時の排出量の差異、排ガス低減装置を意図的に操作していないかなどを重点的に調査する計画だ。環境部関係者は「調査結果、排ガス量操作が確認された車種はリコールや販売中止などの措置を取る」と明らかにした。
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