韓国電力とLS電線が、「夢の送電網」と呼ばれる超電導ケーブルを商用化することに成功した。これまでいくつかの電力先進国で国策課題として超電導ケーブルが開発されたが、民間企業での商用化は初めてだ。世界初の超電導ケーブル商用化プロジェクトは、京畿道の新葛(シンガル)変電所~興徳(フンドク)変電所の1㌔㍍区間で進め、2017年6月に完了する計画だ。
本社を全羅南道・羅州(チョンラナムド・ナジュ)に移転した韓国電力は12日、光州(クァンジュ)市の金大中(キム・デジュン)コンベンションセンターで開かれた「BIXPO2015」で、韓国唯一の超電導ケーブルメーカーであるLS電線、超電導線材メーカーのソナム社、超電導研究分野で優れた昌原大学校と共同で、超電導ケーブルの商用化技術開発協力のためのMOU(了解覚書)を締結した。これで、超電導ケーブルは研究開発段階から実用化の段階に入った。
韓国電力は来月に超電導ケーブル納品の公開入札を行い、12月に供給契約を結ぶ計画だ。納品会社に選定されるのは、2001年から14年間、共同開発してきたLS電線になると確実視されている。来年1月から超電導ケーブルの設置工事を開始し、2017年6月に工事を終える予定だ。
つづきは本紙へ