韓国にも「ネット銀行時代」が到来する。金融委員会は、韓国初となるインターネット専門銀行の事業者として、申請を受けた3つのコンソーシアム(企業連合)のうち、韓国カカオ銀行コンソーシアムとKバンクコンソーシアムに予備認可を出すと発表した。韓国で銀行が新設されるのは1992年の平和銀行以来初となる。正式認可を受け、来年6月までには営業を開始する見込みだ。
韓国カカオ銀行コンソーシアムはスマートフォン(高機能携帯電話)用無料通話アプリなどを手掛けるカカオが主導し、韓国投資金融持ち株、国民銀行、中国のテンセントなど11社が共同株主として参加。Kバンクコンソーシアムは通信大手のKTにGSリテール、ウリ銀行など21社が株主に加わっている。
9月末に受け付けた予備認可申請には韓国カカオ銀行、Kバンクのほか、電子商取引企業のインターパークが主軸となったIバンクコンソーシアムの3グループが競争を繰り広げた。金融当局が重点を置いたのは「事業モデルの革新性と消費者保護」で、それに劣るIバンクコンソーシアムは脱落した。
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