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2016/07/08

<韓国経済>輸出、上半期で10%減の2418億㌦

  • 輸出、上半期で10%減の2418億㌦

 産業通商資源部によると、6月の輸出実績は前年比2・7%減の453億㌦を記録した。これで上半期(1~6月)の輸出増加率はマイナス10%となった。前年同期のマイナス5・2%の2倍以上の減少率で、過去最大級の輸出不振を数字で裏付けた。輸出減少は18カ月連続と長期間続いているが、6月のマイナス幅は急速に縮まり、回復の兆しをみせている。だが、英国のEU(欧州連合)離脱など対外的な不安材料は多く、楽観は許されない。

 これまでの輸出のマイナスが最長期間続いたのは2001年3月から02年3月までの13カ月間で、今の輸出不振は前例がないほど長期にわたっている。

 6月の1日平均輸出額は19億7000万㌦で、昨年9月以降で最も多かった。企業の収益性と直結するウォン基準の輸出は前年同期より2・4%増えており、2カ月連続の増加だ。

 6月は製造日数が減り、英国のEU離脱で不確実性が高まったが、船舶輸出の増加、化粧品や医薬品などの消費財の輸出好調に支えられ、輸出減少幅が2・7%に縮小した。船舶輸出の増加は、海洋プラント3隻、LNG(液化天然ガス)運搬船3隻など高付加価値船が引き渡されたため。6月の船舶輸出は51億2000万㌦を記録した。


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