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2016/08/05

<韓国経済>サムスン電子、下半期に17兆㌆投資

  • サムスン電子、下半期に17兆㌆投資

    サムスン電子の半導体製造ライン。今後は3Dフラッシュメモリーを量産する

 サムスン電子は、下半期(7~12月)に過去最高の17兆㌆以上を設備増強などに投資する。特に、3D(3次元)NAND型フラッシュメモリー、スマートフォン用OLED(有機発光ダイオード)パネルに集中する。大量増設を通じてこれらの部品でライバル各社との差を広げる戦略だ。

 下半期の投資額としては、過去最大だった2013年の14兆7200億㌆を大きく上回る。李明振(イ・ミョンジン)専務は「3DメモリーとOLEDの需要が大幅に増加すると予想され、ここに投資を集中する」と明らかにした。

 半導体とディスプレーは「タイミング産業」とも呼ばれる。先に技術を開発し、大量生産すれば、大きな利益を上げられる。サムスン電子が現在の地位に上れたのは最適な投資時期に大量投資をし、ライバル社が追いつけないようにしたからだ。今回、DRAM半導体でチキンレースを整理し、フラッシュメモリーで独走態勢を固めるため大型投資に踏み切った。実際、3Dフラッシュメモリーの販売増加が第2四半期(4~6月)の堅調な実績につながった。


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