起亜自動車が、米国ラスベガスで開かれた世界最大の家電見本市「CES」で完全自動運転車の実用化に向けた開発戦略を発表した。現代・起亜自動車グループの黄承浩(ファン・スンホ)車両ITセンター長(副社長)は、2020年までに部分的な自動運転車を実現し、30年までには完全な自動運転車を量産すると明らかにした。このため起亜自動車は、現代自動車と共同で自動運転車の開発費として今後3年間に20億㌦を投入する予定だ。
会場に準備された150席は発表開始前にすべて埋まり、多くの人が立って発表に聞き入った。
起亜自動車はADAS(先進運転支援システム)を搭載した「ドライブワイズ」という自動運転ブランドを発表した。ドライブワイズは「わずらわしい運転からの解放」という意味で、起亜自の新型「スポーテージ」に各種自動運転技術を組み合わせた。
現代自動車グループ関係者は「運転者がうとうとすれば、自動車が前後の間隔を見ながら自動で走行・停車することもできる」と説明した。今後、技術開発を加速させるとともに、センサーや処理装置などのコスト低減も狙う。
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