今年も豊作により政府の財政負担が重くなるという現実に直面することになった。政府・与党は、今年収穫されたコメのために最大2兆4000億㌆を投入することで基本的に一致した。収穫米に対する直払い金として1兆8717億㌆が今年度予算に計上されているが、それに加えて生産超過米を全量買い入れる資金として5000億~6000億㌆を追加で支出しなければならなくなったからだ。このような悪循環を断つ対策が迫られている。
政府・与党は国会内で党政会議を開き、今年の超過生産米の全量を年内に一括買い入れすることで一致した。会議を主宰した金光琳(キム・グァンリム)・政策委員会議長は「一括買い入れして、市場から隔離しなければならない。買い入れ時に生産農家の意見を聞き、できるだけ高く買い入れる必要がある」と強調した。
今年のコメ生産量は430万㌧前後と見込まれている。消費して残る量は30~35万㌧と予想される。これを備蓄米として市場から隔離すれば米価下落を抑えられるとの判断で一括買い入れを推進しようというものだ。
農林水産部によると、9月25日基準の産地米価は80㌔㌘当たり13万3446㌆で、前年同期比16・2%低い価格で取引されている。
つづきは本紙へ