海洋水産部は、第3次全国港湾基本計画修正案を確定した。修正案の最大目標は、2020年までに釜山港をシンガポールに次ぐ世界2位のコンテナ積み替えハブ(拠点)にすることで、このために超大型船舶の接岸施設を大幅に拡充する。また、海洋観光インフラ拡充の一環としてクルーズ専用埠頭を現在の3港から9港へと6港増やす計画だ。投入資金は14兆7000億㌆にのぼる。
港湾基本計画は港湾法により海水部長官が樹立する港湾関連の最上位の国家計画で、1992年から10年ごとに立てている。第3次計画(2012~20年)は11年に樹立された。
だが、急変する海運・港湾の環境や物流量などに対応し、14年から修正作業を始めた。グローバル海運市場の大型化傾向は明らかで、昨年19隻だった1万8000TEU(1TEU=20フィートのコンテナ1個)級以上の超大型コンテナ船は20年には100隻を突破すると予想されている。また、20年に28万人程度とされていた外国人クルーズ観光客は352万人に達する見通しのため、専用埠頭拡充が急務となった。
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