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2016/05/20

<韓国経済>青年失業率、3カ月連続10%台

  • 青年失業率、3カ月連続10%台

 韓国の若者たちが就職難に苦しんでいる。政府の雇用改善の掛け声とは裏腹に、15~29歳の青年失業率は今年に入っても改善せず、むしろ2月から3カ月連続で過去最悪の2桁を記録し、1997年の通貨危機以降で最高水準となった。「就職できないため、恋愛、結婚、出産を放棄せざるを得ない」と悲観する声が相次ぎ、深刻な問題になっている。

 統計庁によると、4月の青年失業率は前年同月比0・7㌽悪化の10・9%。失業率の基準が変更した99年6月以降、4月としてはワースト記録だ。

 青年失業率は今年に入り、1月の9・5%から2月は12・5%で過去最高値を記録。3月は11・8%、4月も2桁を脱せず、はっきりとした好転傾向を見せずにいる。

 失業率の統計には表れない、アルバイトをしながら就職活動をする若者や入社試験に備える学生などを含めた雇用補助指標をみると、「体感失業率」は11・1%だった。


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