世界のメモリー半導体2位のSKハイニックスが、昨年に続き今年も6兆ウォン以上の投資をすると明らかにした。2年連続で創業以来最も多い投資計画は業界の関心を集めている。世界的にメモリー半導体市場の成長が鈍化しているだけに、大型投資を懸念する声もあるが、積極的な投資で勝負をかけるとの意気込みだ。同社関係者は「大規模投資で技術を開発し、生産力をつけるなど未来の成長基盤を構築する」と語った。
SKハイニックスは大規模投資の成功体験がある。SKグループに編入された2012年、崔泰源(チェ・テウォン)会長の指揮のもと実施された設備増強が大きかった。その年、不況下にあった半導体業界は投資を躊躇していたが、同社は設備投資を10%以上拡大した。その結果は2273億ウォンの大幅赤字計上となったが、翌13年から昨年第3四半期(7~9月)までの7四半期連続で営業利益1兆ウォンを突破し、過去最高の業績を記録した。
750億㌦にのぼるメモリー半導体分野でサムスン電子に次いで世界2位のSKハイニックスは、この間の積極的な投資効果もあり、14年には非メモリー半導体を合わせた総合半導体市場で初めて米マイクロンを抜き世界4位に上昇した。
つづきは本紙へ