ソウル市内に新世界グループと斗山グループの巨大免税店がオープンした。新世界百貨店の本店新館に18日オープンした新世界免税店明洞(ミョンドン)店の取り扱いブランドは約600点、東大門の斗山タワーに20日オープンしたドゥータ免税店は500点のブランドを取り扱っている。共に売り場面積は1万平方㍍を大きく上回る〝巨艦〟だ。免税店市場の「春秋戦国時代」というべき競争激化の時代が到来し、これまでのロッテと新羅の免税店二強体制を脅かすことになった。
新世界免税店明洞店の展示スペースは、百貨店8~12階の1万3884平方㍍。8階がブランド売り場、9階が時計・宝石・雑貨、10階は化粧品、11階は家電・キャラクター・食品、12階は記念品・酒・タバコなどで構成されている。
英スタンダード・チャータード系のSC第一銀行と手を組み、グループ銀行の通帳残高が100万㌦以上のアジア6カ国のVIP顧客30万人を対象に、訪問プログラムを提供するなど、海外からの顧客誘致に取り組んでいる。開店初日の18日午後3時、10階の売り場には中国人1000人が大挙に集まり、大混雑となった。この日だけで中国人観光客4000人が訪れた。
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