財界序列33位の未来アセットグループが積極経営に乗り出している。主力の金融業を土台に、今後バイオやヘルスケア、自動運転車などの新成長分野に集中投資する計画だ。投資額は10年間で10兆㌆とされている。また、不動産投資にも活発で、特に海外の高級ホテルの買収に力を入れている。最近も米ハワイのワイキキビーチにあるランドマーク級の高級ホテルの買収に成功した。
同グループは、未来アセット証券と買収した大宇証券の統合を11月に完了し、国内最大の証券会社を発足させる。年間5000億㌆の利益が生じるとみており、莫大な資金力を武器に将来の有望産業の発掘・育成に力を入れることにした。
朴炫柱(パク・ヒョンジュ)・未来アセットグループ会長は、「国内トップの統合証券会社、未来アセット大宇証券の発足を契機に仮称『韓国新成長ベンチャーファンド』を造成し、毎年1兆㌆ずつ10年間で10兆㌆を投資する計画だ」と明らかにした。韓国ベンチャー企業の年間投資額が2兆5000億㌆前後であり、この大型投資が実現すれば、新産業の育成にかなりの期待がもてる。
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