サムスン電子が海外M&A(合併・買収)を積極的に進めている。今月に入っても、米国の高級家具メーカーであるデイコの買収に成功した。デイコの買収で、これまでサムスン電子のブランドと技術力だけでは攻略が容易でなかった北米の高級家具市場にも本格進出することになった。
1965年に設立したデイコ(本社・カリフォルニア)は本格的な高級家電製造業を3代にわたって続けている企業で、主に住宅・不動産企業と提携して家電製品をビルトイン形態で提供している。
デイコの主な生産品は、レンジとオーブン、クックトップ、冷蔵庫などの高級キッチン家電だ。サムスン電子は、「創業者の家族は3人とも、米国キッチン・バスルーム関連団体であるNKBAの名誉の殿堂入りするほど伝統と名声のある会社」だと説明した。
サムスン電子は「今回のデイコの買収により、住宅建設時に大量に納品するBtoB(企業間取引)の家電市場の攻略が容易になった」と説明。今後、2万㌦以上の高級パッケージのラインアップを拡大し、現在2~3位の北米家電市場でトップの座を奪取する計画だ。
つづきは本紙へ