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2016/11/18

<韓国経済>サムスン電子、自動車電装事業で大型M&A

  • サムスン電子、自動車電装事業で大型M&A

    コネクテッドカー運転者監視システムの実証テスト

 サムスン電子は14日、新たな成長分野である自動車電装事業に本格参入するため、米国の自動車部品大手ハーマン社を買収すると発表した。買収額は80億㌦にのぼり、韓国企業による海外企業のM&A(合併・買収)史上、最大規模となる。

 サムスン電子は、今年9月からハーマン側とM&A交渉を行い、最近妥結。理事会でこの買収案件を議決した。今回のM&Aは、李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が登記理事(取締役)に選任されてから初めての大型合併で、李副会長自らが新成長分野を主導することを宣言したものだ。

 ハーマンは通信機能を備えた「コネクテッドカー(つながる車)」用の電装部品分野では最大手で、昨年の売上高は70億㌦に達し、営業利益も7億㌦にのぼる。

 ハーマンは、1956年に設立、95年から電装部品市場に本格的に参入した。インフォテインメント(情報+娯楽)業界でトップシェアを誇る。


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