サムスン電子が米国に初めて建設する家電工場に3000億㌆投資する見通しだ。トランプ米政権の保護貿易主義が強まることに備え、早期に着工し、来年上半期(1~6月)稼働をめざす。一方、LG電子は2億5000万㌦を投資して米家電工場を建設する計画だ。両社ともに洗濯機の生産を優先するとしている。
サムスン電子はまだ具体的な生産工場建設計画を正式発表していないが、同社関係者から概要が明らかにされている。最近の米WSJ(ウォールストリートジャーナル)は、米家電工場設立の用地としてサウスカロライナ州ブライトウッドが最有力だと報じた。サウスカロライナ州にはBMWの自動車工場とGEのガスタービン工場などがあり、港が近く陸上輸送が容易という物流面での強みがある。
サムスン電子関係者は「サウスカロライナ州が有力なのは確かだが、最適の立地を選定するためにまだいくつかの州を天秤にかけている」とし、「最近もアラバマ州の関係者と会って、入居条件を協議した」と語った。WSJは、サムスン電子がアラバマ州、ジョージア州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州、オハイオ州などと交渉中だと伝えた。
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