証券業界トップの未来アセット大宇とインターネット業界1位のネイバーが、5000億㌆の株式を持ち合う資本提携に踏み切った。第4次産業革命に備えたもので、今後ＡＩ（人工知能）やビッグデータなどの新技術を金融分野に取り入れて、さまざまな実験に取り組んでいく。

　両社はこのほど、デジタル金融と関連した事業を共同で推進するための戦略的提携を結ぶことにしたと発表した。金融分野に適用するＡＩ技術などを共同研究し、国内外の先進的なスタートアップ（新興ベンチャー企業）も共同で発掘する計画だ。

　資本提携は、両社の合意に基づき、ネイバーは未来アセット大宇の自社株4739万3364株を、未来アセット大宇はネイバーの自社株56万3063株を買い付ける方式で実施する。相互保有株の交換により、ネイバーは未来アセット大宇の株式7・1％、未来アセット大宇はネイバーの株式1・7％を保有することになる。

　朴サンジン・ネイバーＣＦＯ（最高財務責任者）は「未来アセット大宇は、欧州や米国、中国など世界9カ国にネットワークを持つ世界的な金融企業」であり、「ＡＩと金融コンテンツを組み合わせた新しいグローバルビジネスを一緒に営む最高のパートナーだと判断した」と述べた。

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