サムスン重工業が、英オイルメジャーBP(ブリティッシュペトリアム)社から12億7000万㌦の大型海洋プラント、浮体式原油・ガス生産設備(FPU)を受注した。韓国造船業界にとって、新年初の受注であり、1年6カ月ぶりの海洋プラント受注だ。昨年は国際原油価格が急落し、世界的に海洋プラントの発注が激減した。今年は原油価格上昇が見込まれ、海洋プラントの大型発注が相次ぐ見通しで、韓国造船業界は「海洋プラント黄金時代」の再来となるかと期待している。
今回受注したのは、BPの「マッドドッグⅡプロジェクト」の浮体式海洋生産設備で、米ルイジアナ州ニューオーリンズの南300㌔㍍海上のマッドドッグの2段階開発事業に投入される。
サムスン重工業が建造するFPUの重量は5万8000㌧に達する大型設備。1日原油11万バレルと2500万立法フィートの天然ガスを生産することができる。納期は2020年8月。
同社関係者は「国際原油価格がバレル当たり50㌦台を回復した中、1年半ぶりに海洋プラント受注に成功したもので、意義深い。今後の仕事の確保にも大きく役立つ見通しだ」と語った。
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