サムスン電子が、仏パリのルーブル展示場でフォトフレームのような新概念の「額縁テレビ」を公開した。壁かけ式で、テレビをつけていない時は名画を表示するなど「アートモード」になる。サムスン電子関係者は「今後は、テレビを置く場所に制約がなくなる」と説明した。また、画像再現度が100%との触れ込みの「QLEDテレビ」も併せて紹介。「これがテレビだ」と、テレビの未来ビジョンを果敢に提示した。
サムスン電子は、今年初めに米ラスベガスで開かれた世界最大の家電博覧会「CES2017」で「これ以上の画質競争は意味がない」と画質競争の終息を宣言した。今回は人間の生活のあちこちに深く溶け込むテレビ概念を示し、将来のテレビ市場を主導する決意を鮮明にした。
サムスン電子は、ルーブル展示場で新製品を大挙公開した。量子ドット技術を採用した次世代テレビとして話題を集めた「QLED」と、新概念のライフスタイルテレビ「ザ・フレーム」に関心が集中した。
特に、「ザ・フレーム」14台が舞台上で、周囲の照明に応じて画面に浮かんだ絵や写真作品が反応する様子に視線が集まった。サムスン電子関係者は「ヨーロッパはもちろん、米地域と東南アジアの主要メディアと取引先などから1000人近くが参加し、高い関心を示した」と説明した。
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