韓国初のインターネット専用銀行であるKバンクが3日開業し、本格的な営業を開始した。ネット銀行2号となるカカオバンクも近く金融委員会の銀行業本認可を受け、上半期(1~6月)中にスタートする。モバイルとインターネットだけで営業するネット専用銀行時代の到来は、韓国の金融産業界に革新的な変化を予告している。オンラインで全て処理でき、消費者の生活パターンにも大きな変化をもたらしそうだ。
沈星勳(シム・ソンフン)銀行長は、ソウル光化門のKTスクエアで開かれた開業式で「これまでは顧客が銀行のサービスを利用するためには銀行が決めたルールに従わなければならなかった。Kバンクは、顧客が望むサービスを時間と場所に関係なく自由に利用できる新たな銀行を作り上げる」と宣言した。
任鍾龍(イム・ジョンリョン)・金融委員長は、「韓国の金融市場に健全な競争心を芽生えさせると同時に、金融業界の発展に役立つだろう」とコメントしている。
Kバンクでは、現金の入出金はコンビニエンスストアのGS25のATM(現金自動預払機)を利用すれば手数料が無料となる。今後、ビッグデータの活性化を通じ顧客のニーズに合わせたサービスを開発するほか、AI(人工知能)資産管理サービス、音声認識バンキングなど先端の金融サービスを提供する計画だ。
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