漢拏グループが自動運転車に続きスマート事業にも進出している。グループのポートフォリオを未来型事業で再編するという戦略の一環だ。一連の未来型事業を主導しているのは鄭夢元(チョン・モンウォン)会長。自動車アフターマーケット製品販売企業の漢拏エムティスが開発中で、2020年までに量産化する計画だ。
スマートグラスは開発者向けを除き、まだ一般市場には出回っていない。業界に先駆けてグーグルがグーグルグラスを開発したが、消費者向け出荷が無期限保留されている。プライバシーの侵害問題を克服できなかったからだが、デザインや高価格も消費者の拒否感につながった。
漢拏エムティスが開発中のスマートグラスは、グーグルが失敗した問題を克服するのに主眼を置いている。同社関係者は「若者がファッションアイテムに使うのにも遜色ないものにする」とし、価格も競争力のあるものにする考えだ。ちなみに、グーグルグラスのエクスプローラーエディションは2013年の販売時1500㌦だった。
マイクロソフトやエプソンなどもスマートグラス市場に乗り出している。漢拏エムティスは、韓国の通信技術を積極的に活用し、ライバル社の製品と差別化を図る戦略だ。
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