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2017/07/28

<韓国経済>LG化学、アップルにバッテリー独占供給

  • LG化学、アップルにバッテリー独占供給

    LG化学のバッテリー生産工程

 LG化学が来年下半期(7~12月)に発売される米アップルのアイフォーン9のバッテリーを独占供給する。同社が独自開発したL字型バッテリーだ。電子集積の成果でできた右側下段の空間を活用するため、アップルが特別に注文した。アップルはこれまで、できるだけ多くの部品メーカーから納品を受けて競争を誘導する「マルチベンダー戦略」をとってきた。だが、L字型はLG化学以外のメーカーでは開発できておらず、異例の独占供給となった。LG化学がバッテリー分野で卓越した技術力を蓄積した成果だ。

 化学業界によると、LG化学は専用設備に数千億㌆を投資し、来年初めから本格的に量産に入る予定だ。これにより、LG化学はバッテリー部門だけで売上高が数兆㌆増える見通しだ。昨年のバッテリー売上高は3兆5620億㌆だった。

 LG化学が開発したL字型バッテリーは下段が右に曲がったL字型だ。従来の形状は円筒形か直六面体。2015年6月にL字型を開発したと発表したLG化学は「スマートフォンの空間活用を極大化できる」と説明したが、実際に適用された製品はないため、あまり注目されなかった。だが、今回のアップルへの提供で今後大きくシェアを拡大できる見通しだ。

 アップルはL字型バッテリーの採用で、デバイスサイズを拡大させることなく、バッテリーサイズを拡大することができ、バッテリーの持ち時間が増加する。また、バッテリー充電時間が短縮する。


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