韓国財界順位5位のロッテグループが持ち株会社制に移行した。同グループは12日、ロッテワールドタワー内のホテルで母体企業のロッテ製菓を中心に系列4社の投資部門が統合した持ち株会社「ロッテ持ち株株式会社」の発足式を開催した。代表取締役はロッテグループ会長の辛東彬(シン・ドンビン)氏と同グループ経営革新室長(社長)の黄珏圭(ファン・ガクキュ)氏が共同で務める。
辛会長は「持ち株会社の発足は経営の透明性を高め、新たな企業価値を生み出すというロッテのビジョンを伝える出発点だ。ロッテグループが発展と革新を続けるための土台になるだろう」と述べた。
辛会長は、系列416社が絡まるグループの複雑な支配構造を改善し、経営の透明性を高めるため、持ち株会社制に移行する方針を2015年に表明。それから2年で実現することになった。
持ち株会社はロッテ製菓、ロッテショッピング、ロッテ七星飲料、ロッテフードの4社を投資部門と事業部門に分割した上で、ロッテ製菓の投資部門が残り3社の投資部門を吸収する形で形成された。
価値経営室、財務革新室、HR革新室、コミュニケーション室など6室17チームの170人規模で構成。資産は6兆3576億㌆、資本金は4兆8861億㌆。まず、子会社要件(上場社持ち分20%、非上場は40%)を充足する食品9社、流通18社、観光1社、金融8社、その他6社の42社(海外子会社含め138社)を子会社に編入した。
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