韓国タイヤが、米国のテネシー州で年産550万本のタイヤ工場を完成した。超高性能タイヤや乗用車用及び軽トラック用タイヤを中心に生産し、本格的に米市場の攻略に乗り出す。新工場完成で韓国タイヤの国内外での生産能力は1億本を突破した。2020年まで1億2000万本に拡充し、世界5位のタイヤメーカーをめざす戦略だ。
テネシー州クラークスビルで行われた竣工式で徐承和(ソ・スンファ)韓国タイヤ副会長兼CEO(最高経営責任者)は「テネシー工場の竣工は世界の自動車文化の中心地である米国市場で新たに飛躍する推進力だ。世界最高水準の技術力だけでなく、規模の経済を実現し、グローバル市場への攻略に拍車をかける」と強調した。
今回のテネシー工場は2014年に着工。総投資額は8億㌦にのぼる。昨年には錦湖タイヤが、ジョージア州メーコン市に年産400万本の工場を完成させており、競合関係になる。
工場敷地は189万平方㍍。ハイテク設備で固めており、ホイールサイズ16㌅以上でタイヤ扁平率55%以下の超高性能タイヤやピックアップトラック、SUV、軽トラック、乗用車用タイヤなどを生産する。今年の生産本数は100万本を予想している。
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