中国南西部の四川省成都でロッテタウン建設工事が再開された。中国によるTHAAD(高高度ミサイル防衛システム)報復措置で10カ月にわたり中断していたが、韓中政府間で関係正常化に合意したのに伴い実現した。成都市は、ロッテ成都複合団地の第2段階工事に着工するための許可証を先月30日に発給済み。ロッテ側は基礎工事を再開し、骨組み工事も始める計画だ。また、中国東北部の遼寧省瀋陽市でのロッテタウン建設工事も同様に再開される見込みだ。
ロッテの成都複合団地は、6万6000平方㍍の敷地に1兆㌆を投じ、第1段階でマンション団地建設、第2段階でホテル、百貨店、ショッピングモール、映画館など商業施設を建設する大規模プロジェクトだ。
マンションの床面積は54万平方㍍で、1400戸を建てる第1段階工事はすでに完了。分譲も終わった。だが、第2段階の商業施設建設に入った時に、ロッテがTHAAD基地の敷地を提供したというニュースが伝えられ、昨年末に工事中断となった。
10カ月後の工事再開となったが、ロッテ関係者は「2019年の工事完工目標の達成は困難だが、この間の遅れを挽回するため工事のピッチを上げる計画だ」と語った。
つづきは本紙へ