産業研究院の「2018年産業見通し」によると、11大産業の輸出は造船と家電を除き、すべての産業で増加が予想される。ＩＴ（情報技術）景気改善と新興国の景気好転による需要増加効果が大きい。しかし、保護貿易主義や原油価格動向が不透明なため、輸出の勢いは鈍化する可能性がある。生産は、輸出及び内需の増加で、造船、鉄鋼、ディスプレーを除き拡大が予想される。特に、新興市場での需要増と輸出増が予想され、新規工場の稼働と既存設備の増設で生産量が増える半導体が生産拡大を牽引する見通しだ。内需は、第4次産業革命で浮上しているＩＴ新技術の需要が増え、ＩＴ産業を中心に増加が予想される。

　輸出は、ＩＴや素材産業を中心に前年比4・0％の増加が予想されるが、機械産業は振るわない見通しだ。

　●機械産業　造船は船舶引き渡し雙数の減少で大幅な減少が予想される半面、自動車や一般機械は小幅増の見通し。全体的に機械産業全体では前年比7・1％減が予想される。

　自動車は

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