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2018/07/13

<韓国経済>サムスン電子第2四半期業績、営業利益5.2%増の14兆8000億㌆

  • サムスン電子第2四半期業績、営業利益5.2%増の14兆8000億㌆

 サムスン電子が発表した第2四半期(4~6月)の連結決算(速報値)によると、営業利益は14兆8000億㌆を記録し、前年同期比5・2%増加した。だが、過去最高を記録した前期比では5・4%減だ。前期比での減少は7四半期ぶり。半導体事業が堅調な成長を続け、全体営業利益に占める比率は初めて8割に達した見通しだ。かつて、携帯電話で起こったのと同様の過依存だ。逆に、携帯電話とディスプレー事業の業績は期待に届かなかった。

 第2四半期の売上高は前年同期比4・9%減の58兆㌆で、前期比も4・2%減。売上高に対する営業利益の比率を示す営業利益率は25・5%で前年同期(23・1%)を上回ったものの、過去最高だった前期(25・8%)には及ばなかった。

 事業部門別の業績は推定値で、半導体部門の営業利益が初めて12兆㌆を超えた。営業利益全体の82%を占め、収益構造の半導体偏重がますます深化した。

 スマートフォン事業を主体とするITモバイル部門は、旗艦機種「ギャラクシーS9」「S9プラス」の発売を第1四半期(1~3月)に前倒しした上、販売実績も期待以下だったことから、営業利益は2兆4000億㌆台にとどまったと推定される。前期の3兆7700億㌆に比べ36%減で、前年同期の半分ほどだ。

 半導体と共にデバイス・ソリューション部門を構成するディスプレー事業の営業利益も1000億㌆台前半にとどまり、前年同期(1兆7100億㌆)の10分の1にも満たなかったと推定された。主力のスマホ用OLED販売がギャラクシーS9の不調による不振だったためだ。


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