市中銀行大手のウリ銀行が、グローバル戦略の一環として年内に海外店舗を500店に増やすため、東南アジアで現地銀行の買収交渉を進めている。買収対象はインドネシアとベトナムなどの銀行で、早ければ今月中に買収交渉が終わる見通しだ。ウリ銀行が大々的な買収交渉に乗り出したのは、グローバル銀行としての地歩を固めるための布石だ。
海外銀行の買収は、該当行の支店がついてくるメリットがある。今回の買収交渉では120前後の支店増が見込め、ウリ銀行の海外支店は現在の303店から420店を超えることになる。
4大市銀として競争関係にある国民銀行10カ国・23店、新韓銀行20カ国・163店、KEBハナ銀行24カ国・160店の海外支店を大きく上回る。
ウリ銀行関係者は「海外店舗の80%が東南アジアに集中しているが、今後は中央アジアやアフリカまで拡大する計画だ」と語った。
同行のグローバル戦略は新任の孫泰升(ソン・テスン)・行長が陣頭指揮をとっている。昨年12月に就任した孫行長は海外営業が専門分野だ。これまでグローバル事業本部長とグローバル部門長を経て、3年余にわたり海外進出を指揮してきた。
つづきは本紙へ