韓国経済は昨年、成長率が予想を上回る3・2％（推定）を記録し、3年連続の2％台の低成長から脱した。低調だった輸出が急伸し、過去最高値を記録したのが大きかった。また、国際収支も黒字基調を持続し、経常黒字は1000億㌦を突破した。物価は前年に比べやや上昇したが、引き続き1％台で安定している。今年もこの基調を維持できる見通しだ。

　産業通商資源部によると、昨年の輸出額（通関ベース）は前年比15・8％増の5738億6500万㌦を記録した。貿易統計を取り始めた1956年以降で最高となった。

　輸入額は17・7％増の4780億9400万㌦で、貿易額は3年ぶりに1兆㌦を回復した。貿易収支は957億7200万㌦の黒字だった。

　昨年の輸出は、11月に過去最短期間で5000億㌦を突破し、1日平均輸出額が21億3000万㌦を記録した。世界輸出に占める韓国の輸出比率は3・6％に上がり、世界輸出ランクは前年の8位から6位に上昇した。

　主要13輸出品目のうち、半導体、機械など9品目の輸出が増加。特に、半導体は前年比61・7％増の979億4000万㌦に達し、単一品目としては初めて年間輸出額が900億㌦を超えた。自動車（34・2％減）、家電（19・3％減）、ディスプレー（11・5％減）などは減少した。

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