SKグループは、今後3年間に稼ぎ頭の半導体をはじめ、エネルギー、ICT(情報通信技術)、自動運転車、ヘルスケアなど5分野の新事業に80兆㌆を投資する計画だ。これによる雇用創出効果を2万8000人と見込んでいる。今年は過去最大の27兆5000万㌆を投資し、8500人を新規採用する。同グループの崔泰源(チェ・テウォン)会長が、ソウルの瑞麟洞(ソリンドン)にあるSK本社ビルで開いた「革新成長現場疎通懇談会」で明らかにした。
新事業に投入する80兆㌆の内訳は、①半導体・素材49兆㌆②エネルギー新産業13兆㌆③次世代ICT11兆㌆④電気自動車バッテリー、自動運転車、コネクトカーなど未来モビリティー5兆㌆⑤合成新薬・ヘルスケア2兆㌆となっている。
SKハイニックスをはじめ、SKイノベーション、SKテレコムなどがこれら事業を推進する。崔会長は円滑な事業推進のための政府の支援を求めた。3年間につくる2万8000人の新規雇用は、SKグループ全従業員9万人の30%に相当する。
懇談会に出席した金東兗(キム・ドンヨン)・経済副総理兼企画財政部長官は「投資規模が画期的だ」とし、「エコ世代(ベビーブーム世代の子女)が雇用市場に流入する3~4年間は、青年雇用問題はより悪化する見通しだ」として雇用創出への協力を求めた。
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