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2018/02/23

<韓国経済>ポスコ・GE、スマート工場のプラットフォーム共同開発

  • ポスコ・GE、スマート工場のプラットフォーム共同開発

    MOUを締結したポスコとGEの関係者。左端が権五俊ポスコ会長

 ポスコと米GE(ジェネラル・エレクトリック)は、あらゆるモノがネットにつながるIoT(モノのインターネット)などを活用し、鉄鋼産業に最適となるスマート工場のプラットフォームを共同開発する計画だ。このため、両社は最近MOU(了解覚書)を結んだ。これにより、運営効率を高め、設備の故障を事前に察知して事故を予防できるプラットフォームになるという。

 「スマート工場プラットフォーム移植のための技術協力および国内外のビジネス協力の強化」と題した署名式は、権五俊(クォン・オジュン)ポスコ会長ら両社関係者が出席してソウル市内のポスコセンターで行われた。

 ポスコのプラットフォームとなる「ポスフレーム」とGEのソリューション、APM(アセット・パフォーマンス・マネジメント=設備資産パフォーマンス管理)を統合し、製鉄設備向けに最適化した「ポスフレームプラス」を開発するというものだ。

 スマート工場は、あらゆる設備がネットでつながり、状態や製品品質の「見える化」が実現された工場などを指す概念だ。ポスコの鉄鋼産業専用プラットフォーム「ポスフレーム」は、鋼材生産の過程で収集した情報を集め、分析し可視化できる。GEのAPMは、収集されたデータに基づき設備の故障を予測するもので、設備維持のコストおよび故障リスクを考慮しながら、設備状態を最適化し、稼働率と安定性を高めることを可能にする。


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