韓国企業のインド進出が活発化している。「ポスト中国」の筆頭にあげ、市場攻略を強化しており、直接投資は2014年の160件から昨年9月現在214件に拡大。進出企業は500社を超える。インドの1人当たりGDP(国内総生産)は1850㌦にすぎないが、人口は13億人、毎年7%前後の成長を続けている有望な巨大市場だ。
インド攻略を強化している代表的な企業はLG電子、サムスン電子、現代自動車などだ。LG電子は1997年にインドのデリー首都圏にあるノイダ地域に法人を設立し、現地工場と研究所を運営している。
LG電子は昨年、インド進出20周年を迎えたが、売上額は60倍の20億㌦、社員数は8倍の3400人に増えた。社員の99%がインド人であり、現地での雇用創出にも寄与している。冷蔵庫、エアコンなど白物家電のシェアは1位だ。成長の秘訣は、徹底した現地化戦略にある。特に、住居環境と生活文化などインド市場に合った製品開発が消費者に好まれた。
例えば超音波で蚊を追い払うエアコンやテレビ。インドの水質に合わせて性能を高めた浄水器、電力の供給が途絶えても7時間冷気を維持する冷蔵庫も人気だ。
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