政府は、第14次産業競争力強化関係長官会議を開き、中堅造船2社の構造改革案を発表した。8年間にわたり4兆2000億㌆を投入して銀行管理下で再建を目指してきた成東造船海洋は自力再建が困難と判断し、法定管理(会社更生法に相当)入りを決めた。また、STX造船海洋は来月9日までに40%以上のリストラを含む強度の構造調整案を労使合意で提出することを条件に存続を決めた。産業銀行と韓国輸出入銀行などの債権団がまとめた造船2社の処理方案に則った決定だ。
金東兗(キム・ドンヨン)・経済副総理兼企画財政部長官は「債権団の意見を収斂し、コンサルティング過程を経て成東造船の法定管理申請が不可避だと判断した。また、STX造船は自主再建が可能なレベルの自救努力と事業再編に対し1カ月内に労使の確約がなければ、原則通りに処理する」と明らかにした。「原則通りに処理する」とは法定管理入りを意味する。
政府と債権団は、成東造船について、地域経済と造船業況など産業的側面を考慮しても、高い製造原価や技術力不足、低調な受注実績などのため存続の可能性が希薄だと判断した。殷成洙(ウン・ソンス)・韓国輸出入銀行長は「資金不足で不渡りが憂慮される状況だ」と説明した。
STX造船海洋は強力な構造調整を実行すれば、競争力を回復できるとの診断を受けた。大幅なリストラと資産売却、LNG(液化天然ガス)船のような高付加価値船を中心とする事業改編が必要となる。李東傑(イ・ドンゴル)・産業銀行会長は「STX造船海洋にも新規資金は支援しない。また、構造調整で労使の確約がなければ法定管理入りするほかない」と語った。
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