現代重工業グループは、防衛事業庁と6335億㌆規模の護衛艦2隻の建造契約を締結し、今年の受注総額が133億㌦に達した。これで年間受注目標を1億㌦超過達成したことになる。この数年の造船不況で現代重工業は経営悪化に苦しんでいたが、今後急速に回復に向かいそうだ。サムスン重工業、大宇造船海洋も受注を増やしており、韓国造船業は7年ぶりに中国を抑えて年間受注量で世界トップを取り戻す見通しとなった。
今回受注した護衛艦は海軍の2800㌧級第2段階次期護衛艦のうち7、8番艦だ。全長122㍍、全幅14㍍で、最大速力は30㌩(1㌩は時速約2㌔㍍)。地対艦ミサイルや対潜ミサイルといった最新の兵器システムを搭載する。
2020年後半から建造に取り掛かり、23年に韓国海軍に引き渡す予定だ。現代重工業は1980年の韓国初の戦闘艦「蔚山」をはじめ、これまで80余隻の艦艇を建造した。韓国造船会社のうち艦艇建造実績が最も多い。
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