現代自動車は未来車を集中的に開発するため大型投資する。李元熙(イ・ウォニ)社長主宰でソウルの全経連会館で「CEO(最高経営責任者)インベスターデイ」を開き、今後5年間にR&D(研究開発)や未来技術などに45兆3000億㌆を投資すると発表した。最も力を入れるのは新車開発や自動運転などの未来技術で、2023年まで年平均で9兆㌆以上の投資を継続する。現代自動車はこの5年間に年平均5兆7000億㌆を投資してきたが、今回の投資計画はこの1・5倍以上だ。
鄭義宣(チョン・ウィソン)・現代自動車グループ首席副会長は今月、現代自動車と現代モービスの代表理事に就任する。今回の投資計画はこれを受け、即時に実行される見通しだ。
現代自動車グループの2017年のR&D投資規模は、世界の自動車メーカーで11位だった。車両生産規模を見れば世界5位だが、R&D投資はやや見劣りした。今回の計画は、果敢な投資で未来車市場を確保するという決意を示すものでもある。
投資計画の内訳は、①R&Dに20兆3000億㌆②未来モビリティー(移動手段)と自動運転など未来車技術に14兆7000億㌆③施設維持保守と老朽設備改善など経常投資に10兆3000億㌆となっている。
特に、未来技術分野への投資が急増している。現代自動車は昨年約8000億㌆を未来車分野に投資した。今年からは年平均3兆㌆規模に拡大する。同社関係者は「未来車の核心技術を確保し、第4次産業革命を主導する『ゲームチェンジャー』をめざしている」と説明した。
未来車技術分野の投資細目は①カーシェアリングなどモビリティー分野に6兆4000億㌆②車両電動化分野に3兆3000億㌆③自動運転とコネクティビティ技術に2兆5000億㌆④先行技術開発などに2兆5000億㌆だ。
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