ここから本文です

2019/01/18

<韓国経済>LG化学、中国バッテリー工場を増設

  • LG化学、中国バッテリー工場を増設

    LG電子と中国南京市とのバッテリー工場投資契約式

 LG化学は、中国江蘇省南京市のバッテリー生産工場を増設するため、1兆2000億㌆を投資すると発表した。今回の増設を通じて、中国市場での主導権を握るとともに、中国をアジア地域の輸出前進基地とする計画だ。同社は、2011年に竣工した清州(チョンジュ)の韓国工場と中国工場以外に米国とポーランドにもバッテリー工場を稼働させている。

 LG化学は、南京市内のホテルで金鍾現(キム・ジョンヒョン)・電池事業本部長(社長)と藍紹敏・南京市長らが参加する中で、バッテリー工場への投資契約締結式を開催した。契約によると、現地の経済開発区にある電気自動車用バッテリー第1工場と小型バッテリー工場に対し、2020年までにそれぞれ6000億㌆を投資するという内容だ。

 今回の投資は、電気自動車の販売増加で需要が増えているラミネート型(パウチ)バッテリーをはじめ、電動自転車や電動スクーターなど軽量の電気移動手段(LEV)、電動工具、コードレス掃除機などに搭載されている筒型バッテリーの急激な需要増加に対応するためのものだ。

 LG化学は、南京市の経済開発区の2つのバッテリー工場のほか、周辺の経済開発区で昨年10月から電気自動車用バッテリー工場を建設している。金社長は「今回の増設によって電気自動車だけでなく、超小型モビリティーや電動工具など、新たに浮上している分野でも世界市場をリードする。3つのバッテリー工場を積極的に育成していく」と強調した。


つづきは本紙へ