サムスン電子が、第4次産業革命の核心分野であるAI(人工知能)やビッグデータ、自動運転、ロボット事業などの主要技術を研究開発する優れた専門家を国内外から相次いでスカウトしている。最近新たにサムスン電子に迎え入れられたのは、AI研究で著名な米ハーバード大学のウィ・グヨン教授やアマゾンでビッグデータ開発を統括するチョン・ウスン博士ら5人で、いずれも碩学級のスーパー人材だ。新事業で主導権を握るキーマンとして注目されている。
ウィ氏はハーバード大学の電気工学・コンピューター学科の碩座教授で、2013年に世界で最も小さい昆虫型ドローン「ロボビー」のセンサーとプロセッサーなど核心技術を開発したAIプロセッサー部門の世界的権威だ。
ウィ氏はハーバード大碩座教職の兼任を条件に受け入れ、フェローとして先月からソウル瑞草区牛眠洞(ソチョグ・ウミョンドン)にあるサムスンリサーチと米ボストンのハーバード大学を行き来しながらAI半導体の核心であるNPU(人工神経網半導体)技術開発を主導している。フェローは、サムスン電子が世界最高水準の技術を保有する専門家や碩学に与える研究分野の最高職だ。
アマゾンの首席科学者だったチョン氏は、サムスン電子のスマートフォン事業部門の専務として引き抜かれた。米ミシガン大学産業工学科教授を経て、15年からアマゾンで研究開発。ビッグデータを基盤に物流予測ソフトウエアを開発した。ビッグデータ分析技術分野の最高権威の一人だ。
ロボット技術開発のため、専務としてスカウトされたのは
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