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2019/04/12

<韓国経済>昨年、上場企業の業績悪化

  • 昨年、上場企業の業績悪化

 韓国取引所によると、有価証券市場の上場企業の多くが業績悪化に陥り、4社に1社が赤字を記録した。コスダック上場企業も同様で、3分の1以上が赤字決算になった。景気沈滞と人件費上昇などによる負担増大が原因とされている。今年もこの傾向に変わりがなく、第1四半期(1~3月)は多くの企業で減益となる見通しだ。

 連結財務諸表を提出した12月決算上場企業540社中、26%に当たる138社が赤字を出し、2014年以降で最も高い比率となった。16年には赤字企業の比率は20%以下だった。コスダック企業も財務諸表提出911社中、331社が当期純損失を記録した。

 上場企業全体の純利益も減少した。有価証券市場の上場企業で107兆9573億㌆を記録し、前年比7兆7814億㌆(6・7%)減となった。赤字に転落した企業の比率は7年ぶりに最高で、特に電気・ガスと運輸・倉庫は業種全体が赤字だった。

 17年には黒字だったが昨年に赤字転落した企業は62社。540社中11・3%を占め、赤字企業138社の半分近い。特に、韓国電力とLGディスプレイは17年に1兆㌆以上の純利益を記録したが、昨年は利益減少幅2兆㌆を超え、赤字転落した。大韓航空、STX重工業、アシアナ航空も業績悪化で赤字転落企業に名を連ねた。

 証券業界関係者は「グローバル景気が鈍化する中、米中による貿易戦争で輸出が減るなど影響が甚大だった。特に、大企業より素材・部品など第2・3次企業の衝撃が大きかった」と指摘した。


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