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2025/01/01

<韓国経済>建設投資不振の中、消費と設備投資が回復へ

  • 建設投資不振の中、設備投資が回復へ

 産業研究院が昨年11月に発表した報告書「2025年経済・産業見通し」によると、今年の経済成長率を2.1%と予想した。建設投資の不振は続くが、輸出が増加の流れを維持し、消費と設備投資が緩やかに回復すると見込んでいる。

 13大主力産業別にみると、半導体輸出はIT機器の需要増大とAI産業発展などに支えられ、8.5%増加すると予想される。また、情報通信機器は8.4%、鉄鋼5.0%、バイオヘルスも4.9%の輸出増を見込んでいる。一方で、製油7.5%、二次電池6.7%、自動車2.7%と輸出減を予想している。

産業研究院の権南勲院長は「第2次トランプ政権開始など、今後の不確実性に対する懸念も存在するが、韓国産業の底力と潜在能力を信じなければならない部分もある」として「韓国経済が強固な産業競争力を持っているだけに、過度に恐怖感を持つ必要はない」と述べている。

 前年に続きIT産業が13大産業全体輸出の増加を主導する見通しだが、基底効果の影響で成長の勢いは鈍化と予想。