先週末、東京ビックサイトで開かれていた「韓日交流祭 コリア・スーパー・エキスポ」をのぞいた
▼いろんな出し物があり、伝統結婚式や伝統料理の説明会、民族衣装のファッションショーなどには家族連れ、韓国の最新音楽や映画を紹介するコーナーには、高校生・大学生を中心に、若者が集まるなど、3万人を超す人でごったがえした
▼ある女子大生は、「映画『8月のクリスマス』を見てから、韓国に興味を持った。映画や音楽、ファッションを通じて、韓国の若者文化を知ることが出来た」と話した。韓国ポップスターが歌う野外コンサートでは、大いにのったという
▼私の友人の在日夫婦は、「子どもに韓国の伝統文化を伝えたくても、なかなか機会がない。こういうイベントを一日一緒に回ると、遊びながら興味を持ってくれる。また来年もやってほしい」と語った
▼チマチョゴリ(民族衣装)の試着・記念撮影コーナーなどは特に、日本の女性たちの人気の的だった。過去、民族衣装を来て歩いて白い目で見られたり、民族学校に通う生徒が制服のチマチョゴリを切られた事件などを考えると、日本社会の変化は隔世の感がある
▼これらの企画を通し、日本の人々にとって韓国がより身近に感じられる存在になれば、うれしいことだ。(L)