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2001/12/07

<随筆>◇魅力あふれる江原道◇

 韓国・江原道は日本からの観光客誘致に力を入れている。

 その江原道の江陵にモレシゲ(砂時計)公園がある。大ヒットしたテレビドラマ「モレシゲ」にちなんで作られた公園だ。軍事政権に弾圧された青年たちが主人公で、同地に逃げ込んだ青年たちの姿を描いたシーンの舞台が公園になった。

 放映から何年も経つが、いまでも休日になると観光客が訪れるという。この一帯は海水浴場が数多くあり、夏には大勢の海水浴客で賑わう。ここに日本からの観光客を呼び寄せたいというのが江原道と江陵市の希望だ。

 来年3月には襄陽国際空港がオープン。ゴルフ場やホテルの建設が現在行われている。その一つとして客船の形をした巨大ホテルの建設が進められており、現場を見た。客室から眺める見晴らしの良さは特筆もので、オープンしたらぜひ泊まってみたいと思う場所だった。

 「日本の観光客はソウルや慶州に行くが、江原道も負けていない。知名度をアップして多くの人を呼びたい」と力説する案内員の言葉も、まんざらではないと実感した。

 来年は韓日交流年。韓国旅行を計画している人も多いと思う。江陵に足を運んで見てはいかがだろう。(L)