小泉内閣メールマガジンが話題になっているが、ソウル大学の大学院に留学している友人からメールマガジン「ソウル大学寄宿舎より」(日本語、http://melten.com/m/4742.html)を開設したというメールをもらった。
韓国での生活体験から大勢の留学生との交流を通じて感じた異文化論まで、あまり感情移入せず、たんたんと綴ってあり、韓国事情を知るにはもってこいだ。
例えば、「情報大国」韓国を裏付ける話を紹介すると、「大学の授業がインターネットで行われるようになった」「図書館や銀行、役所などでは一般向けにパソコンを開放し、だれでも無料で使える」「韓国では一枚のカードで銀行から地下鉄、バスまで使える」など、かなり進んでいる。
またソウル大学生活科学部オリニチプという保育園があって、大学院生の子供はここで預かってもらえるが、ここには教室、遊び場、食堂などのほかコンピューター・ビデオ室まであり、至れりつくせりだという話題も載せてある。
投書欄には、日本人や在日の若者だけでなく77歳の牧師さんや植民地時代を韓国で過ごした77歳の高齢者まで意見を寄せており、こんなにも韓国に興味を抱いている人がいることに驚く。ネットの普及で国境がなくなった。情報交流は韓日をもっともっと近づけるだろう。(A)