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2015/01/30

<随筆>◇韓日国交正常化50周年に母校を想う◇ 海龍 朴 仙容 相談役

 国交正常化直後、19歳で祖国を初訪問。北九州の小倉埠頭から船旅で釜山に着いた。釜山・ソウル間は汽車の旅、二等に乗車。隣席は学者風の老紳士だった。私の若さは二等車(現グリーン)には不釣り合い。老紳士が訝しげに、流暢な日本語で話しかけてきた。一人旅の事情を話し、拓殖大学の学生と名乗った。


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