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2015/03/20

<随筆>明治期外交官・若松兎三郎と韓国:共生のための苦悩 第6回                                   大東文化大学 永野 慎一郎 名誉教授

  • 明治期外交官・若松兎三郎と韓国:共生のための苦悩 第6回

    若松領事から小村寿太郎外務大臣宛に送られた「米国種綿花試作報告」

◆木浦での陸地綿試作が良好、関係官庁や関係者らが好評価◆

 綿花試作の収穫を終えて、若松領事は高下島の陸地綿試作結果が良好であることを確認し、1904年11月24日付で小村寿太郎外務大臣宛「米国種綿花試作報告」を送付した。

 「当地方に於いて綿花の成熟期の九、十、十一月の各月は例年雨量至って少なく、米国種綿花或いは風土に適するかも知れずと、かつて専門家より聞き及んでいたが、未だ試験場の設備なく、当否を知る機会がなかった。


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