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2017/01/20

<随筆>◇ワンアジア◇ 広島大学 崔 吉城 名誉教授

 日本の新年が韓国や中国では年末の雰囲気になっており、今「旧正」(陰暦の正月)に向おうとしている。東アジアは古くは漢字文化圏とか儒教文化圏の共通する地域であったが、今は暦の西欧化は統一されていない。日本は1873年、韓国は1896年から太陽暦を採用してカレンダーとして使ってはいるが、最も重要な年の始まりの象徴的な祝日「お正月」をはじめ8月15日の秋夕など名節を陰暦で祝う。私の世代では新旧の「二重過歳」が一般的であったが80年代に旧正へ、中国文化圏へ戻った。日本と北朝鮮は元首の誕生日により元号を使っている。カレンダーを持ってワンアジア作りは難しい。


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