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2017/06/09

<随筆>◇「李通信会」のこと◇ 呉 文子さん

 「ご命日にお焼香に伺ってもよろしいでしょうか」と「李通信会」の幹事、遠藤和弘さんからメールが届いた。M大学で夫の授業を受講した学生たちが中心になり、江戸幕府と朝鮮王朝が260年もの長い間善隣友好関係を築いたシンボル「朝鮮通信使」に、夫の姓を冠してネーミングしたのが「李通信会」である。

 対馬藩で朝鮮外交を担う真文役・雨森芳洲の「誠信の交わり」(互いに欺かず、争わず、真実をもって交わる)の精神をモットーに、卒業後も20年以上続いている会である。


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