私の出身の中・高校は日本植民地時代に設立された学校だったが、少数の韓国人も在学し、後に有名人になった人がたくさん出た。今回のリモート討論はその学校の同窓会の集まりで行ったものである。ニューヨークとサンフランシスコ、そして韓国、日本を結んで、遠隔で討論をした。
私が韓国で出した新著『親日と反日の文化人類学』を中心に、話すように誘われ、サンフランシスコ在住のR・Yim氏の仲介で行われた。高校を卒業して60余年、級友たちが学生時代のタメ口で会話をしながら、変化したお互いの姿を確認、驚き、そして若かった頃に戻るという回想の時間でもあった。
彼らは拙著をアマゾンで購入しようとしたが、韓国にはアマゾンはまだ入っていないと言う。
私は薦められるままに、この本を書くまでの経緯などを語った。
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