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2020/10/30

<随筆>◇祖国「韓国」と生まれ育った「日本」◇ 海龍 朴 仙容 相談役


 古希を過ぎ、余生を気楽に暮らす予定だったが、コロナ禍騒動で気楽は夢のまた夢、家に籠る自粛生活が続いていた。それもやっと状況が変わった。経済の活性化、GoToトラベルで人が動き始めた。それにつられ、数か月ぶりに、小倉(北九州)から新幹線で中州(博多)の韓国居酒屋に遊びに行った。大テーブルを陣取るじいさん5人の宴会。 コロナに感染すれば、即逝く面々、危険な冒険だった。コロナ禍でほぼ貸切り状態で遊べるとの予測に反し、韓国居酒屋は客があふれ、活気のある店だった。


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